■金沢百枝、『ロマネスク美術革命』、新潮選書、2015年。

怪獣とか妖怪とかについて考えるのは、とても楽しいものです。オリエントがギリシアにとってのモンスターのイメージの発想源だったことはよく知られていますが、麒麟とか唐獅子とか、どうも(ヨーロッパから見て)東の方が、そうしたイメージ生産が得意だったのかもしれません。日本の数々の妖怪もそうです。

この本はロマネスク美術の魅力がこれでもかというくらいに詰まっています。みんな大好きな「ドラゴン」のイメージ形成のくだりにはワクワクもさせられます。

キャラクター系が好きな方には、ぜひ一読をお薦めします。